医療CIO支援サービスお問い合わせ

CIO (chief information officer)は “最高情報責任者”または“ IT担当役員”と言われていて、 日本では政府各府省の官房長などを「情報化統括責任者(CIO)」とし配置するようになっています。 医療機関において、医療版の情報化統括責任者(医療CIO)の配置が必要になってきています。

医療CIOに求められる能力は、情報化戦略の立案・実行、情報技術に基づいた経営戦略の提案、部門間や外部との調整、情報システムによる組織や業務プロセスの改革、 組織全体のIT資産の調達や保持、情報システムの安全管理、個人情報保護などに関する最高意思決定です。 しかしながらこれだけの広範囲におよぶ事柄に対して最適な意思決定を行うための知識を習得することは現実的に容易ではなく、 さらには絶えず技術革新が行われている分野でもあり習得知識を最新の状態に維持するのはなお困難であると言えます。

そこで、MEDIS-DCでは医療CIOチームを構成し、医療CIOを支えることを推奨しています。
医療CIOチームを構成することは、組織が一体となって一つの方向に向い行動していくため、組織統制及び活性化に繋がる体制作りの場ともなります。
以下に医療CIOチームのイメージを示します。

医療CIOを支える医療CIOチーム

本サービスでは、医療CIOチームが求める課題に対し、問題解決を中心に支援しています。
以降にMEDIS-DCが行っているサービスを詳しくご紹介します。


医療情報システム導入/更新支援業務

MEDIS-DCがこれまでの各種事業で得た成果やノウハウを生かし、かつ中立的な立場で、医療機関に対して医療情報システムの導入/更新支援を実施して
います。

支援業務全体イメージについて

上記は支援業務全体のイメージで、経営戦略の策定から目指すべき姿の実現に至るまでの全体の流れと、次期システム稼働までの作業ステップを示しています。
主な支援業務としては、「ベンダ選定支援」・「システム導入/更新支援」・「システム運用支援」があります。 具体的な内容について次に示します。

Ⅰ.ベンダ選定支援

●医療CIO体制の構築等の支援
医療情報システムを導入/更新、運用するには、医療CIO体制の構築が重要になります。
貴院の組織に合わせた医療CIO体制の構築を目指して支援します。

●現状調査の支援
ベンダに対して現行システムの構成や保守状況、ネットワーク機器などを調査します。
院内で実施する現行システムに対するヒアリング調査を支援し、現行システムの課題などを抽出・分析します。

●システム導入/更新基本計画の策定支援
貴院の基本方針(中長期計画など)に基づいて、システム導入/更新の目的、導入方針、大日程などを 記載したシステム導入/更新基本計画
(院内外で共通認識を持っていただくための計画書)の策定を支援します。

●情報提供依頼(RFI:Request For Information)の実施支援
最新のシステム機能の把握や、概算費用の把握を行うため、ベンダに対して実施する情報提供依頼を支援します。

●システム化範囲の検討支援
既存のシステム化範囲だけでなく、ヒアリングにより要望などがあったシステムの検討、 ベンダから提出された情報提供内容の検討を行い、次期医療情報
システムにおけるシステム化範囲の策定を支援します。

●導入/更新仕様書(提案依頼書・機能確認書)の策定支援
導入/更新に必要となる提案依頼書、機能確認書、付随する様式や提案において 参考となる別添資料の雛形の提供を行います。
提供した資料をもとに、貴院に合った導入/更新仕様書の策定支援を行います。雛形資料にない資料については、情報収集を行い、雛形の作成を行います。
策定する仕様書については、安全性(医療情報システムの安全管理に関するガイドライン、 個人情報保護法や保健医療福祉分野のプライバシーマーク認定
指針)、標準化(厚生労働省標準規格)なども十分に考慮した上で支援します。
また、ベンダ決定後の導入/更新時や運用時にも利活用出来る資料、評価時に評価者が比較検討しやすいよう統一した様式になるように資料の策定を支援
します。

●提案依頼(RFP:Request For Proposal)の実施支援
策定した導入/更新仕様書をもとに、ベンダに対して実施するシステム導入/更新に係る 提案依頼を支援します。
提案依頼方法について、貴院に合った依頼方法を他院の事例なども踏まえて支援します。

●評価方式、評価仕様書の策定支援
評価基準の作成(システム選定を行う上で、貴院が基準としたい項目や、 評価方法について助言と資料作成支援)を他院の事例なども踏まえて支援
します。
デモンストレーション(システムベンダによる実機を使っての提案システムの説明)や プレゼンテーション(提案に対する全体構想やベンタの取込み、実務担当者
の機能説明など)を実施する場合は、実施方法などの検討を支援します。

●評価の支援
ベンダから提示された提案書が提案依頼書のとおり提出されているかの確認を支援します。
定量的な評価項目については、貴院の代理で一次評価を支援します。また、定性的な評価項目については、評価結果の確認を支援します。

Ⅱ.システム導入/更新支援

●契約交渉支援
選定されたベンダとの契約交渉(導入条件確認書の確認や契約締結時の見積精査など)を支援します。

●導入/更新作業準備の支援
契約締結と共に、導入/更新作業の準備(全体スケジュールの確認、導入/更新作業にあたって必要な基本資料の雛形提供、委員会やワーキング
グループの構築など)を支援します。

●導入/更新スケジュールの監理支援
ベンダが計画したスケジュールに沿って所定の期間内に問題なくシステム導入/更新作業が円滑に実施されているかの監理を支援します。

●委員会やワーキンググループの監理
導入/更新スケジュールにおいて、決定している委員会やワーキンググループが予定どおり開催されているのか、議題や議事録、課題管理がベンダに
より正しく管理されているか、監理を支援します。
委員会において、医療情報システムの安全管理に関するガイドライン、個人情報保護法や保健医療福祉分野のプライバシーマーク認定指針などの観点から
問題がないかの確認を支援します。

●リハーサル、本稼働の支援
リハーサルや本稼働に向けて、支援(リハーサル内容や方法、本稼働に向けた職員向け講習会など)します。

Ⅲ.システム運用支援

●運用管理規程の支援
貴院で運用している運用管理規程について、確認などを支援します。
運用管理規程を有していない場合は、雛形の提供及び策定を支援します。

●システム運用支援
システム稼働後の課題について、解決策などを支援し、安定稼働になるための運用を支援します。

●研修等支援
全職員向けなど様々な方法で、医療情報の取り扱いに関する講演などの実施を支援します。

●検収支援(ベンダが提出した納品物の確認など)
ベンダが提出する納品物の検収(必要な資料の提出が納品されているか、納品物に誤りがないかなど)を支援します。

Ⅳ.その他支援

●医療機関向け医療安全管理セミナー
(医療情報導入/更新セミナー、個人情報保護に関するセミナーなど)

●医療情報システム運用管理規程策定見直し支援業務
(院内で見直しを実施される際に、策定内容についての助言・作成支援など)

●セカンドオピニオン業務
(医療情報システム見積り、医療情報/医療機器入札仕様書、建築図面などの確認支援、導入/更新するシステムの金額の妥当性支援など)

お問い合わせ

本件に関するお問い合わせは、下記メールアドレスへお願いいたします。

一般財団法人 医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)
医療CIO支援サービス・医療情報システム導入/更新支援業務担当
E-mail:hcio_sup■medis.or.jp
※上記の「■」を「@」に置き換えて下さい。

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